レッスンでは「ナンブ小麦」を主に使用します。 「ナンブ小麦」の故郷、それは北の大地:岩手にあります。岩手県産の小麦です。
(岩手山と一本桜とナンブ小麦畑)
◇◇国産小麦を使用する理由◇◇
国産小麦は、収穫後農薬は不使用(ポストハーベストフリー)のため小麦粉アレギーやアトピーの人にも安心してこのパンをお勧めできます。この小麦の生育に使用する収穫前農薬使用量は減農薬と言って全国平均の半分以下です。
食の安全性の感点からも岩手県の生産地と製粉所を実際に訪れ生育状態や製粉中の様子を実際に訪問してきました。
生産地・・・秋に種をまき翌年の初夏に収穫
製粉所の様子・・・最新の設備で製粉
◇◇ナンブ小麦の特徴◇◇
この小麦は中力粉でグルテンはさほど多くないのですが良質のデンプンを多く含み粉自体の旨味が強いので、焼き上がったパンは口溶けが良く小麦本来の美味しさを味わえます。他の国産小麦で作ったパンと比べても、この美味しさは別格ではないかと個人的には感じています。
因みに北海道産のハルユタカは、グルテンを多く含みますが硬質小麦のため焼き上がったパンは、どちらかと言うと淡白な味がします。
現在は、さまざまな品種の国産小麦が出まわっています。それぞれの粉の持ち味を生かしつつ粉をブレンドすることにより独自の風味や食感を模索してみるのもパンづくりの楽しさではないでしょうか。
左がナンブ小麦テリア特号、右がナンブ小麦全粒粉
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